2012年3月21日水曜日

どうして、ここで投了?

どうして、ここで投了?

人間対コンピュータ将棋の件ですが、どうしてここで投了なのでしょうか?



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どうあがいても挽回不能なほどあまりにも大差となってしまったからです。



投了図は8七桂不成までの詰めろで、これを受けるだけなら手段はいろいろありますがたとえば8八銀は8七桂不成、同銀、同銀成でやはり詰めろが続き、受けても一手一手です。何より後手陣は美濃囲いが手付かずで、先手の攻め駒は飛車角ともに自陣にいて攻めのとっかかりすらありません。



投了は少し遅かったくらいだと思います。大差でした。



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少しでも将棋を知っていれば、このような質問はありえません。



従って回答を聞いても理解できないのでは?


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▲8六銀でも▲8六歩でも▽8七桂不成で先手玉は詰みなので指し継ぐなら▲4八金とでも指すぐらい。それでも▽4九竜▲同金▽8七銀成とされて銀が持ち駒になれば▽9八成銀▲同玉▽8七銀▲9九玉▽9八香までの詰みとなります。その銀が6六に落ちているのだから先手どうしようもない。この局面で先手は5歩損で歩切れ。歩以外の駒を損しているわけではないが、歩のない将棋は負け将棋。▲8八金と受けても▽1九角成で次に▽8四香を見て後手楽勝の展開です。▽1九角成では▽7八飛と厳しく迫られても、これが▽8八成銀▲同銀▽8七桂不成▲同銀▽8八金までの詰めろとなって▲7八金と飛車を取るぐらいですが平凡に▽同成銀が詰めろ。これでは戦意喪失の投了もやむなし。ぼろぼろで惨めに成るだけです。後手陣が全くの手付かずで美濃の堅陣ですから、万に一つも先手に勝機はありません。


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○人間対コンピュータ将棋の件ですが、どうしてここで投了なのでしょうか?



●放っておけば先手玉は、一手詰みです。

一方後手玉は、安全形です。

こうしたケースを一手一手と言って、先手には挽回するチャンスがないので投了となるのです。


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次、8七桂で詰みかな。

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