最強のコンピュータ将棋ソフトに対してプロが対戦したら、どうなるのでしょうか。また将来、どうなっていくのでしょうか。
2~3年前に聞いた話では、「現在の最強はアマ六段(以上?)、ほとんどのアマチュアはもう勝てない」。また、最近の渡辺竜王のインタビュー記事にも、「アマチュアの中で勝ち越せる人はいないでしょう。プロでも負ける人がいてもおかしくない。」というのがありました。
このことから考えると、「トップ棋士等の上位者であればプロ棋士がまだ強い。しかし中位者や下位者であれば、棋士が苦戦、もしくは負ける(こともある)」ということになるのでしょうか?
そして将来、さらにトップ棋士をも超えることになっていくのでしょうか。
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チェスの世界チャンピオン(当時)のカスパロフがIBMのコンピュータ、ディープ・ブルーに負けて話題になったのが1997年。その後のコンピュータ技術の進歩についてはいうまでもないので、いまでは人間はコンピュータに完敗かと思いきや、意外と勝ったり負けたりといった感じのようです。
ハードは進歩してもチェスに関するソフトの開発は手を抜いているのか、コンピュータと同じ速度で人間も強くなっているのか、コンピュータに特有の弱点でもあるのか、いろんな解釈ができそうですが、本当のところはわかりません。
コンピュータ将棋にしても、プロやトップクラスのアマが何十局と指せば、何かしら見えてくるものがあるように思いますが、実現するのは難しいのでしょうね。特にプロの場合、モチベーションを維持するのが大変そうです。勝って当たり前、負けると何いわれるかという状況は、公式のプロアマ平手戦がタブーだった時代を連想します。プロアマ戦はその後、当たり前のように指されていますが、相手がコンピュータではそうもいかないかなあ。
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30秒切れ負けという超早指し戦に関してだけいえば、すでに人間を凌駕する段階に入ってます。数ヶ月前にponanzaというコンピュータソフトが、24の歴代最高記録レートをいとも簡単に叩き出してしまいました。たしか勝率9割を超えていたと思います。
ハードは年々確実によくなるし、ソフトもまだまだ発展途上でしょう。近い将来、長い持ち時間をもってしてもプロでも歯が立たない時代が来ると思います。
ただ将棋ファンとしては、だからどうなんだ、という感じもします。やっぱり人間同士が対座して指すのが将棋だし、それが一番面白いと思うからです。
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3年ほど前にアマ名人、アマ竜王に長い持ち時間で
勝っています。アマ名人、アマ竜王ともプロに勝ったことが
ある人でしたから、すでにプロ棋士で負ける人がいても
おかしくないです。
次の一手を解く力もかなりのものです。
試しに手元にある将棋世界の四五六段コースの問題を
2ヶ月分8問ボナンザにやらせてみたのですが、8問中6問は
数秒で正解を出していました。残る2問のうち1問は30秒掛かり、
1問は7分かかりましたが、結局全問正解を出しました。
正解率が3%、4%、19%、23%と低い難問題にも
全て正解していました。ボナンザおそるべしです。
コンピューター将棋は確実に強くなっています。
レーティングが毎年100点ずつ順調に上がっており、
近い将来トップ棋士を超えることも確実でしょう。
2015年、おそくとも2020年にはトップ棋士を
超えているのではないかと思います。
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