将棋のソフトを作っているSEたちは、やはり将棋有段くらいの力はあるのでしょうか?
プロなみのソフト作るには、将棋が強くないとできないですよね?
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将棋ソフト開発者が必ずしも強豪とは限りません。
最強ソフトと言われるボナンザの開発者・保木氏も、
指し将棋はてんで弱いそうです。
また、韓国だったか朝鮮だったかのひとが開発した
強豪ソフトもあります。それらのひとたちも日本の将棋を
それほど理解しているわけではありません。
将棋のソフトは、駒の強さやその局面における価値などを
徹底的に数値化し、その合計値のより大きな方が、
より良い局面、あるいはより良い指し手である、というふうに
判断しています。
つまり、いわゆる“読み”でなく、コンピューターお得意の
桁外れの計算能力にものをいわせて作られています。
乱暴な言い方であるとは十分承知していますが、
将棋ソフトの基本的な発想や考えの進め方は、
そういうところでとても類似しています。
また、大方のソフトが参考にしている定跡手順や
プロの実戦の棋譜などのデータも、ある程度の
関数化やデータベース化は既にでき上がっていて、
これもコンピューター大得意の記憶能力と計算能力で、
現在の局面と、記憶しているそれらのあらゆる局面とを
比較計算し、さきほどの評価値がより大きくなる方に
指し手を選ぶ、決定する、という理屈で指し手を進めて
いきます。
ですから、計算のしかたのコツとかキモのようなところさえ
きちっと押さえることができていれば、
開発者本人が定跡とか手筋とかをあまり知らなくても、
強いソフトはある程度作れてしまうのです。
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すでに回答がありますが、ボナンザの作者は
将棋は15級くらいと非常に弱いそうです。
その他の作者は有段レベルの方が多いと思います。
すでにトップクラスのソフトは、作者の実力を
大幅に超えてしまっています。
ボナンザ以外のソフトは、作者の経験に基づいた
「将棋の考え方」に則って、有効そうないくつかの
パターンの手に絞る「選択検索」で読みを進めて
いきました。
チェスではあらゆる手を読む「全幅検索」が有効でしたが
将棋は手が多すぎて、全幅検索は向かないと考えられて
おり、「選択検索」が主流でしたが、この手法を使うには
作者の「棋力」が必要になります。
しかし、ボナンザは高速化アルゴリズムにより「全幅検索」を使い、
プロの棋譜を元にソフトが自己学習する手法を取りました。これで
作者が将棋をよく知らなくてもプロの手をお手本にするような
学習機能を入れて強くしたのです。
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ボナンザか何だか忘れましたがどっかの強いソフトの開発者が素人だと聞いたことがあります。
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橋本七段を平手であと一歩のところまで追いつめた将棋プログラムTACOSの開発者はプロ六段でもある、飯田 弘之北陸先端科学技術大学院大学教授です。
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