将棋・囲碁での必勝法はいつか出ると思いますか?
科学が進んでコンピュータが先攻後攻いずれかで必ず勝つパターンを発見する日がくると思いますか?
そのパターンを人間が覚えることは到底不可能ですが、必ず負けないコンピュータというのができそうでしかたありません。
みなさんはどう思いますか?
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勝負のつくパターン数は
オセロ 10の60乗
チェス 10の120乗
将棋 10の220乗
囲碁 10の360乗
です。
必勝法が見つかった(完全解析が出来たのは)
10の30乗の
チェッカーと
同じく
10の30乗の
6×6のオセロです。
6×6のオセロの場合約10年コンピュータを動かして
結論が出たはずです。
とても囲碁、将棋の完全解析は無理というのが
コンピュータ将棋、囲碁の関係者での見解です。
>理論上、将棋にも必勝法は存在するはずだが、
>とてもこの数を全て解析して必勝法を
>探すなんてことは半永久的に無理」と松原氏は述べた。
http://journal.mycom.co.jp/news/2003/06/10/09.html
コンピュータの速度の進歩は2年で2倍程度です。
Intelは昔は2007年に20GHzのプロセッサ
を開発するといっていましたが、
http://ascii24.com/news/i/tech/article/2001/06/12/626899-000.html
現実的には発熱の問題で
無理なためマルチコアプロセッサに方向転換しました。
現在、コンピュータ将棋での並列化効率は
コア数の平方根に比例するとされているため
2年で2倍も維持できなくなりつつあります。
私は半導体業界人ですが
ムーアの法則(半導体の集積度が18か月で2倍)も
半導体に使われている素材の物理定数
が限界に近づいています。
現在インテルの最新鋭プロセッサは45nmプロセスですが、
ゲートにはハフニウムを使用しているはずです。
次世代の32nmプロセスでは、
ルテニウムとかランタンなども使われるはずです。
(普通の人は聞いた事も無いでしょう)
かなりいろんな新素材が使われて
限界を更新し続けてはいますが
地球上の元素は有限ですのでいづれは行き詰ります。
ゲートの酸化膜厚などは現時点でも1分子の大きさ以下です。
(ちょっと理解しがたいでしょうが…)
動作原理として
今のコンピュータより早いコンピュータはあるのかもしれませんが
製造しやすく、量産効果があるものでないと、
故障率の面で大規模には出来ないので
そんなに簡単な話ではないです。
例えば、化合物半導体では電子の移動度が
Si半導体に比べ高いため、高周波用デバイスでは使用されていますが
欠陥密度的に大規模化には向いていません。
今、研究中の新しい動作原理の素子などにも
同じようなことがいえると思います。
最初のコンピュータのENIACが沢山の(17,468本)真空管で
構成されていたために直ぐ(15分程度)故障することを
思い出してください。
コンピュータ将棋選手権に使用された
Xeon X5482 のトランジスタ個数は8億2000万個です。
http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20071113/286983/
新しい動作原理の素子でこれだけ大規模化させるのは
非常に困難だと思います。
すくなくとも100年のオーダーでは全く不可能だとは思います。
(つまり、自分が生きている間は見ることが出来ません)
比較的現実的な核融合による発電などもまだまだ困難ですし、
(30年前くらい前には、30年後には
実用化出来るようにいわれていましたが…)
恒星間宇宙船などの夢物語に近い話だと思います。
補足:
10の190乗(220-30)年も太陽系の寿命はありません。
10の10乗年も無いです。
計算機を動かしていたらいつかは出来るという人は、
宇宙船を作って太陽系から移住した後に
できるといっているのですね。
不老不死になって頑張って結論を見てください。
量子コンピュータ素因数分解など特定分野の計算を行っただけです。
純粋な数学問題以外が解けるようになる可能性
は全く議論されていません。
仮に実用化して、
1000億年の計算が1時間になったとしても
たった10の16乗分しか短縮できないので焼け石に水です。
10の220乗という数字の大きさがわからない
頭の悪い人には何を言っても無駄ですが…
また、計算結果を記憶させるハードディスクのような
記憶媒体もちょっと考えたら作ることができないこと
くらいわかりそうなものですが…
(地球の分子数より遥かに大きい。
多値技術を使っても、やはり焼け石に水)
もう少し考えてから回答しましょう。
補足
あったま悪いね。SSDが
多値技術使ってるのはしってるよ。
SSDはフラッシュメモリで構成されているから
半導体業界人は知ってて当然。
フラッシュメモリそのものや
フラッシュメモリ付マイコンを作っている会社の社員
である私がそのことを考慮しても出来ないといっているのに、
自分の無知を晒して恥ずかしくないのかね。
勝手にありもしない企業秘密まで作って必死なこと。
お気の毒すぎ。
10の(220-16)乗や10の(360-16)乗の時間が
太陽系の寿命(10の10乗 年≒10の22乗 秒)
より遥かに大きいのに一度に計算したら
いつかは出来るといってるのは
頭悪すぎて付き合いきれないよ。
構成部品の寿命も持たないし…
(ちなみに普通の民生用半導体は10年、
宇宙産業用や原子力産業用で30年から50年)
大学院の勉強の前に中学生くらいからやり直してください。
理論上は、
タイムマシンでも空飛ぶ円盤でも作れるから
いうのはただだけどね。もう勝手にやってよ。
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混同してはいけないのは、必勝パターンの発見とプロ棋士に勝つことは別のことだということです。
必勝パターンの解析のためには、コンピュータ同士が対戦して交互に最善手を積み重ねていくことが必要(相手が最善手以外に変化してきた場合にもその全てに最善手で対応する必要がある)なので、私たちが創造している以上に困難であると思われます。
実際アマチュアトップに勝った将棋ソフトも全ての手を検索するわけではなく、様々な評価関数を少しずつ改良しながら現在のレベルに達しています。
モンテカルロ法を使った囲碁ソフトがプロに8子局で勝ちましたが、やはり従来の棋譜などから学習したパターンも取り入れており、完全な乱数のみの使用では現在ほどの強さには達していないはずです。
仮に現在の方法でプロの最高峰に勝ったとしてもそれが最善とは限らないわけで、今後も画期的な方法の発見によりブレイクスルーは起きるでしょうが、本当の必勝パターンの発見には私たちの想像以上に時間がかかるかもしれません。
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初期状態でどちらが有利かの結論は
将棋は先手必勝なのか千日手なのか結論がでていませんが
囲碁は先手有利と結論が出ていますので
6目半のハンディを加えています
最大局面数は
将棋:10^220(概算)
囲碁:10^360
と膨大な数です
あくまでルール上考えられる局面で
実際は勝負に関係ない無駄な局面も多数あり
将棋は左右対称、囲碁は上下左右対称で
同一局面省略できますので若干減りますが
天文学的な数であることは確かです
今までのコンピューターでは時間がかかりすぎて
事実上無理に等しいが、
新しい技術(例えば量子コンピューターなど)が
発達・実用化されると
囲碁の10の360乗という膨大な数も
理論的には数時間で処理が可能であり
囲碁の必勝法が解明されるかもしれません
(将棋の場合は必勝法は解明されないかもしれません。
結論が(双方最善手を繰り返すと)千日手なら必勝ではないので)
ただ、解明されたとしても人間がすべて覚えるのは無理だと
思われるのでプロの対局などは残ると思われます
(パソコンの持ち込みを対局で禁止するなど新しいルールも必要になる)
afloblue2001さんの反論に対して
補足しようとしたら字数オーバーなので
これまでの回答で無駄な文を減らして
要点だけに絞って書き直します
(何をそう感情的に反論しているのかわかりませんが)
ようは
質問は「将棋・囲碁での必勝法はいつか出ると思いますか?」
ですから
質問の回答として「必勝法は出ると思う」「出ないと思う」のどちらかです!
mercury7159「将棋・囲碁ともいつかコンピューターが必勝法を発見すると思う」
(それも100年先とかという長い未来ではなく20??年というような近未来に)
afloblue2001さん「すくなくとも100年のオーダーでは全く不可能だとは思います」
で、いいでしょうか?
囲碁は実施されていませんが、将棋ではコンピューターと
プロ棋士の大舞台での対局が今後も実施されてますので
「ついにボナンザ、プロ棋士に圧勝!」という記事が
将棋界をにぎわすかもしれません
◆渡辺竜王に迫ったコンピュータ将棋ソフトの「人間味」
http://techon.nikkeibp.co.jp/article/TOPCOL/20070330/129821/
<コンピューターが必勝法を発見すると思う理由>
・(全幅検索ではない手法で)将棋はアマトップを破る
レベルにまで発達している
◆人間の頭脳、ついに敗れる…将棋ソフト、アマ名人下す
http://www.asahi.com/shougi/news/TKY200805050175.html
・コンピューター有利の10秒将棋(持ち時間なし)では、
すでにプロはコンピューターに歯がたたない
◆ボナンザVS勝負脳―最強将棋ソフトは人間を超えるか (角川書店)
・将棋も囲碁も単純な演算能力(全幅検索)が発揮できる終盤は既にプロ以上
・将棋も囲碁も二人零和有限確定完全情報ゲームで無限ではないので
全幅検索で必勝法を探索すれば理論上はコンピューターが必勝法(将棋の場合は
千日手という結論の可能性あり)は証明される。
ただ、囲碁の最大可能局面数10^360という膨大な数を演算するので
今までのコンピューターでは天文学的な時間がかかるので事実上無理というのが現状
しかし、量子コンピューターなどの新しい技術の開発が進めば
(膨大な数の演算が)短時間で可能になると思われる
(問題はコスト面:囲碁の解明にそれだけの資金を投じる必要があるか?
と言われ、予算投資がされにくい)
チェスの場合は、スポンサーがついたことでIBMが巨額の資金を投じ、
世界チャンピオンだったカスパロフを破る快挙を成し遂げました
(将棋も囲碁もチェスと同じ二人零和有限確定完全情報ゲームであり、
複雑さの度合から時間はかかりますが、いずれ同じことになると思われます。)
・コンピューターは偏見や(心理的)プレッシャーとかないので
人間が気づきにくい新手を発見する可能性がある(=>必勝法)
◆パネリストは、コンピュータが新手を生み出す日は近いとの意見で一致
http://journal.mycom.co.jp/articles/2006/03/30/ipsj/003.html
など質問の「将棋・囲碁での必勝法はいつか出ると思いますか?」に
YESという答えが証明されるのは時間の問題と思われます
たしかにここで議論(机上の空論か路上の現実か)しても仕方ないので
これで終わりにします。
(afloblue2001さんは100年は無理と頑なに主張しているので
実際、プロ棋士に勝つソフトを作れば(もしくは作られれば、当然ニュースになるので
その時にここで反論すれば済むことですから…)
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先手、後手どちらが必勝なのかは分かる日が来ると思います。
パターンなんていうほど、その分岐点は少なくないでしょうから、どの満ち干とが覚えられないと思いますけど。
ただそれって、マシンパワーで強引に全通り調べていかないと、今のソフトウェアでは穴ができ完璧にならないと思います。
逆に、マシンパワーで解決するならば、現在もCPUでも途方もなく時間がかかるだけで別に可能だと思います。
将棋や囲碁の強さで重要なのはハードではなくソフトです。ハードは計算スピードを上げ一手にかかる時間を短くするだけで、強さには関係ないです。
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