2012年3月23日金曜日

囲碁でプロのトップがコンピュータに負ける可能性

囲碁でプロのトップがコンピュータに負ける可能性

ネットなどを見ていると、よく

「将棋は、2015~2020年にはコンピュータがプロのトップを絶対に越えるが、囲碁はどんなに年月がたっても決して人間を超えることができない」

「囲碁は、着手可能地点が限りなく無限にあるから、いくら時間がたってもコンピュータは人間に勝てるようにならない。アマ初段にもなれないだろう」

「これから先、どんなに技術力があがっても囲碁でコンピュータは人間に勝てない」

「これから先、新しいアイディアがでてくると思うが、コンピュータが人間に勝てるようになることは絶対にないだろう。なぜなら、プロの感性をプログラムに組み込む事は不可能だから」

「最近、コンピュータ囲碁でモンテカルロ法というアイディアが出てきてたが、すでに頭打ちの状態だ。他のアイディアも今後頭打ちになる可能性が高い。やはり囲碁で、コンピュータが人間に勝つなんて無理。9路盤ですら勝てるようになるかは謎」



とか色々いているのですが、本当に、いくら技術力が上がったり、時間がたっても、囲碁でコンピュータが人間を超えることはないのでしょうか?



私は、囲碁を殆ど(ルールがわかる程度)なので本当かどうかを判断できません。

よろしくお願いします。


|||



囲碁でコンピューターがプロ棋士のレベルに到達できない原因は その膨大という言葉で表現することのできないほどに存在する変化図があるからにほかなりません。 抜き跡にも打てるので そうしたパターンを含めると 現在のレベルではプロ棋士を超えることは不可能なようです。 ただ、コンピューターの性能が飛躍的に向上すればプロ棋士に勝てる確率はあるだろうとの評価が若干ながら存在はするようですが、 私には よくはワカりませんwww



|||



最終的には、囲碁は完全に数学の分野です。

世界中のプログラマーが全力でかかれば、5年あればトッププロのレベルまでは届くでしょう。

「初手の着手可能地点が361あるといっても、事実上は一線二線は悪手ですし、上下左右対称地点をまとめると、100以下にしぼれます」


|||



ヒカルの碁でもその話題は登場してます。

作中では”コンピューターがプロを超えるのは100年後”と言っています。

何を根拠に100年と言っているのか私は知りませんが、100年以内にコンピューターの解析能力とかが驚異的に発達することをみこしての発言なのだと私は考えています。



しかし、序盤のプロの”感覚”をデータとしてコンピューターに読み込ませるのは至難の技でしょう。

プロの感覚と言っても、故藤沢秀行氏の”異常感覚”と言われるものもあれば、武宮正樹氏の”自然流”とかいろいろありますからね。

こういった、”感覚”の世界をどうプログラミングするのか・・・。

ロボットに人間の複雑な感情を組み込ませるようなものだと思います。



したがって、私個人の意見としては、いくら技術が上がっても無理だと思います。

というより、無理だと信じたいです。

現時点で人間がコンピューターに勝てる、”創造性”とか”表現性(?)”で今後負けてしまっては、人間はコンピューターの奴隷となりそうです。

0 件のコメント:

コメントを投稿