渡辺竜王が「(プロでも)30秒将棋ではコンピュータに全然敵わない。長時間の将棋ならやりようがある」と仰ってますが、これについてどう思いますか?
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1秒間に1800万手を読むマシン相手に30秒将棋では人間が不利なのは明らか、30秒ではたとえプロでもほとんど手は読めません、持ち時間が長ければ序盤の構想が加わるので勝負できるということです。
追記:敵は恐しいものだが、味方の振りをした敵はもっと恐ろしい、将棋ファンの振りをしたアンチも同様、囲碁の品位までも落としていることに早く気が付くべきだ。 http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1450735599
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遠山五段が、
ボンクラーズも意味不明な無理攻めをしたり
プロ間で悪いと言われている変化を選んで
ぼろ負けすることが結構あると紹介してましたよね。
(ただ、トップアマを相手に9割以上の勝率ですが・・・)
また、直線的な読みは得意だが、
曲線的になると若干苦手だとも言ってました。
一方人間では考えられないすごい勝ち方も
しますよね。
さて本題ですが、コンピュータは詰みを絶対逃しません。
人間には一目詰まないように見えようが、何十手掛かろうが
一秒も掛からず読みます。実際そういう場面もたくさん見ました。
こうなると、コンピュータは鬼の強さというか神です。
コンピュータの強さを発揮しなようにしなければなりません。
先に詰み形を作らないと勝ち目がありません。
序盤から中盤はプロに分があり、
ここで差をつける必要があります。
読みぬけがあるといけないので、どうしても時間が必要
ということなんだと思います。
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終盤の確実性の問題が大きいと思います。
コンピューターは30秒将棋でも、詰みを見逃すなどの大きなミスをする可能性はまずありませんし、また人間のように「形勢がいいので大事を取ったつもりで緩い手を指してしまい逆転した」、いわゆる”フルエる”という事が全く期待できませんので、少なくとも序・中盤を五分以上で乗り越えて終盤に入れなければノーチャンスということになってしまいます。
そのためには序・中盤を相当緻密にやって、少しでもリードを作っておく必要があるということになります。30秒ではそれも大変ですが、「長時間の将棋ならやりようがある」ということなのだと思います。
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30秒将棋では、多かれ少なかれ人間側にはミスが出ます。
一方、コンピューター将棋は30秒もあれば、大きなミスをする
ことはほとんどありません。
昨日のボンクラーズなど、米長氏宅の10倍の手数を読める
のですから、30秒あれば、通常のPCの10倍(=5分相当)も
読めるのです。
長時間将棋になれば、人間のミスも格段に減るので、
差は縮まるし、人間の得意なコンピューターの読んで
いない妙手を指せる可能性も高まる、ということですね。
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